今年は大変実入りが良かったのです
いや 財布の中身でなく落花生の話
落花生とは、なかなかけなげでありまして、真夏の暑い時期を土中でお過ごしになる
少し涼しくなってきて、さぁ窓でも開けて、ビールでもいただこうか、という時期になると、掘り起こされる
土の中から、ひよこのような実がころんころん出てくる
通は煎るより塩ゆで(いや 勝手にそう思っておるのだけれども)であろうか
件の塩ゆでにし、手もみしながら「デハ デハ」と、パチリ、その殻を割る
丸々とふくらんだ、大地の滋味が出てくるはずである
ところがどうだ、去年おととしときたら、干かんぴょうのような身が、殻の内側でうなだれておられる次第
こんなはずでは、、と続けて割ってみるも、右に倣えの腰砕け
でもでも今年は良かったのである
はちきれんばかりである
思わず鼻歌がでる
おまえを離さないぜ
ピーナッツのように二人で一つさ
この愛 お前に捧げる落花生
「バチバチ ☆ チバチバ」 作詞 勝手に観光協会 作曲 みうらじゅん