猫に限らずですが、腸に何か詰まってしまうと厄介です
何が厄介であるかというと、きちんとした診断が難しいのです
飼い主さんが見ている前で、何かしらを飲み込んでいた、などという情報があれば、とても助かるのですが、これはまれ
たいていの場合は、食欲がなく元気がない、何を食べてもしばらくすると吐いてしまうなどという、色々な病気に当てはまる症状で来院されることが多いのです
血液検査、レントゲン検査、エコー検査を組み合わせながら、当てはまる病気を一個づつ消去していきます
超音波検査機の性能が良くなったので、見つけやすくなりましたが、万能ではありません
診断に至るまでが難しいものの一つです
今回、十二指腸にがっつり詰まっていた異物です ウレタンのようです どこで食べてしまったかは不明です
幸いながら、この子は入院後、すぐに診断がつきました
本日、抜糸も終了し、治療終了です 治療前はこの世の終わりのような顔をしていましたが、つきものが落ちたように元気になってくれました
猫はスッキリしたでしょうが、飼い主さんの懐もスッキリです 助かったので良かったのですが、最悪の結果もあり得ました
せっかく保護してもらって、家ができた元ノラ猫なので、元気でいてほしいです
皆様 ご注意を