保護してしばらくすると、ヅラ子ちゃんの様子が変わりました
以前は、引っ込み思案だったのですが、押しが強くなりました
一番割を食ったのが、みみたろう氏
みみたろう氏のお気に入りの場所を、次々に取り上げています
寝床を取り上げたのは、先日ご紹介しましたが、こんどはどじょうの鑑賞場所が奪われました
みみたろう氏は、自らの窮状を切々と訴えます ヅラ子ちゃんの良識に期待しているようです
「かえしておくれよ ここは僕が見つけたんだよ」
「ねえ ねえ ねえったらさ」
「あっ」
ヅラ子ちゃんの右フックが閃きます
見事に脳天に炸裂です
ヅラ子ちゃんはしてやったりです
みみたろう氏は、保護されてからというもの、こんな目にあわされたことがないので、ただただ驚くばかり 一時退却です
「あいつ ぼくをチョウチャクしたよ 親父にしか殴られたことないのに」
「いったい ぼくが何をしたっていうんだい」
遠巻きにして文句を言うしかありません
猫の世界も、なかなか会話で解決とはいかないようです