子猫がやってきました
交通事故にあったようで、左後ろ足がひどく腐敗しており、大変な臭気を放っていました
血管の損傷が激しく、断脚を検討する必要がある状況でしたが、治療の結果、何とか持ちこたえました
化膿が取れたら今度は別の問題です
足首が脱臼しています
どうやら轢かれたときに、足首が一回転しているようです
このままでは、くにゃくにゃで使い物になりません
色々、専門的な問題をクリアーする必要がありましたが、創外固定を行いました
なかなかごついことになっていますが、これで関節の機能回復を図ります
このような手法を開発していった先人たちに、敬意を払いつつ、しばらくこれで生活です
オレンジ色の創外固定をつけたまま、ぴこぴこ歩いて回っています
創外固定は、あまり難しくありませんので、多くの先生方が実施されていますが、これを考え出した人たちはすごいと思います
整形外科を含め、今、日本の獣医学の第一線の先生たちは、とても優秀で、尊敬できる方々がそろっています
理解すべき内容がハイレベルであったり、実施するには多額の投資が必要だったりという面はあるのですが、20年前に比べて、飛躍的にレベルアップしていると実感しています
運が良い猫で、このまま新しい飼い主が見つかりそうです
断脚はもとに戻れません 可能な限り回避したいところです